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「ニュースに出る経済数字の本当の読み方」公開(その17) 老齢年金額は現役世代の50%がメド?
➡これ、信じられない! 言葉の定義をはっきりさせる
わが国の経済社会にとって、今最も重要なテーマのひとつが、年金財政です。
つまり、少子高齢化がさらに進行することで、現役世代の負担でどこまで高齢者の年金資金を拠出できるか、ということ。
このテーマの中心になる概念が、「現役時代に稼いでいた所得に対し、リタイアした後、老齢年金をどの程度受け取れるか?」です。
現在の年金財政は、「自分が積み立てたお金が運用されて将来受け取れる」という仕組みではなく、「現在働き盛りの人たちが働いて得た所得から拠出した保険料が、老齢者に年金保険金として支払われる」という賦課方式によっているためです。
年金財政をつかさどる側から言うと「老齢年金受給額÷現役世代の所得額」の割合をどの程度に想定するか、がとても重要な政策課題です。
この比率=メドを設定しなければ、年金保険料率を決めることができません。では現在、どのようにこのメドが示されているのでしょうか?
それが「所得代替率」という数字です。ところが、この「所得代替率」の計算式は、私たちの常識からはにわかに信じられないものだったのです……。
詳しい解説は158 ページにて。
<メモ>
漠然とした概念だけで納得してはだめ。つまり「概念的な理解」だけでは判断を誤ります。具体的な計算式を前に、その数式の要素の定義をきちんと理解すること。それにしてもこんなでたらめが長年まかり通っていたとは???これは明らかに厚生労働省ぐるみのインチキです。
<使ったデータ>
年金制度の所得代替率に関する質問主意書(2016年12月28日提出/長妻昭)
*本ブログは「図解 ニュースに出る経済数字の本当の読み方」(WAVE出版・2019年5月30日付)のうち第一章分プラス<メモ>)、<使ったデータ>を無料公開するものです。
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